Webサイト複数分散化の効果
たった1つのWebサイトで「何でもかんでも伝えよう」とするのは至難の業
誰もが名刺を持っているのと同様に、最近はWebサイトを持っているのが当たり前の時代になってきましたが、一方では使い方を誤っている方も多いようです。
せっかく時間を掛けて作ったWebサイト。全体レイアウトを決め、文章やキャッチコピーを考え、写真や画像を準備し、納得するまでとことん時間を掛けて仕上げたはずです。
サイトへの訪問者に伝えたい内容も沢山有ったことでしょう。あの商品もこの商品も、あのサービスもこのサービスもと、思いの限りを詰め込んだあなたの大切なWebサイトのはずです。
しかしながら、あなたのWebサイトへの訪問者には仲々そのことが伝わりません。それ以前に、GoogleやYahooなどの検索サイトでは、あなたが伝えたい内容のキーワードでは仲々上位には表示してくれません。恐らく、既にあなたもそのことには気が付いて、きっと悩んでいることでしょう。
- どうして、検索サイトで上位に表示されないのか?
- どうして、Webサイトの訪問者が少ないのか?
- どうして、問い合わせが来ないのか?
「理由」は簡単です。あなたのWebサイトが異なる商品やサービスがてんこ盛りに成ってしまって、「何を売りたいのか?」・「何が得意なのか?」・「何がしたいのか?」・「何を言いたいのか?」が相手には仲々伝わり難いのです。
決して、「Webサイトが悪い」のではありません。「商品やサービスが悪い」のでもありません。「原因」はたった1つのWebサイトで「何でもかんでも伝えよう」と無理をしているためです。要は「的を絞ったWebサイト」に成っていないからです。
当然ながら、知恵を絞った「SEO対策」だったとしても仲々効果は出難く、GoogleやYahooに評価されて検索サイトで上位に表示されることは至難の業です。
異なる商品やサービス毎に複数のWebサイトに分けるのが効果的
ターゲットの客層や価格帯が異なる複数の商品やサービスを取り扱っている場合は、それぞれに合わせてそれぞれ専用のWebサイトを2つ3つと別々に公開するのが無理無く効果的でお勧めです。
Webサイトのターゲットを絞り込んだ場合の「メリット」は次の3点です。
- 狙ったキーワードでの「SEO対策の効果」が出しやすくなります。
- 訪問者にプロとしての「専門性」が伝わりやすくなります。
- 訪問者に信頼感が伝わりやすくなります。
その結果、集客も反応もアップしやすくなります。
Webサイトの複数分散化は小さく始めて徐々に増やすのが成功の秘訣
取り扱いの商品やサービスが多岐に亘っている場合は、先ずはターゲットとなる客層と商品やサービスを1つに絞り込んでWebサイトを開設することで、手間を省けた上に成果も出やすくなります。
それが着実に軌道に乗った段階で、それまでの経験やノウハウや資源を活用すれば、2つ目・3つ目のWebサイトを増設することはきっと楽なはずです。
最後に欠かせないのが「コンテンツの充実」・「まめな更新」・「アクセス解析」・「SEO対策」のPDCAサイクルで、これらを効率的に効果的に素早く回すことによって更に大きな成果が生まれるでしょう。